中尾 七隆
桜井支部では、この10年間、産官学民連携により、景観ガイドラインの作成、市民活動交流拠点の設置、空き家利活用提案、有形文化財の登録支援等に取り組んできました。
また、先輩方々は、桜井市より防災面、景観面、空き家対策面など各委員に任命される等、行政との協力体制も構築されてきたと思います。
一方本会では新たな試みとして、景観デザイン賞が「個の建築だけでなく、場を生む空間づくりを評価する」ように変革されました。このように、これからの建築士には、職能を活かし、個の空間~半公共空間~公共空間領域まで地権者と共にエリアの価値を高めていくというエリアマネジメント事業への参画が求められていると思います。
私自身還暦を迎えましたが、まちが元気になる取り組みに積極的に関与することが、いずれ自分達の元気につながると信じ、パブリックなマインドを持って次の世代につなげたいと思います。
引き続き、活動へのご協力よろしくお願いします。